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デュエマワールド~番外編~


見つけてきましたwwなんかデュエマワールドの物語のようです。

小説感覚で読んでくださいww

DM外伝 ~Resistance~

「俺」の頂 ライオネル         新種族”ゼニス”の狙いは何か!? 
「智」の頂 レディオ・ローゼス    そしてその実力とは!? 
「命」の頂 グレイテスト・グレート  未だ謎に包まれた”ゼニス”の悪意が、地上に降りかかる! 
天頂計画(ゼニス・プラン)   『天頂計画』、その全貌とは?地上の住人を、ゼニスの陰謀が襲う! 
天頂開戦(ワールドウォー)ゼニス 新たなる戦い、ここに開戦!激戦の行方に、彼らは何を見るのか? 
偽りの名(コードネーム) シャーロック ついに、アンノウンが姿を現した! 
偽りの名(コードネーム) ゾルゲ 不敵に笑うゾルゲ、そして・・・。 
偽りの名(コードネーム) スネーク 姿なき黒幕を崇めるアンノウン。 
偽りの名(コードネーム) 13(サーティーン) その真意とは果たして!? 
偽りの名(コードネーム) イーサン 容赦なき攻撃に、激震が走る! 
偽りの名(コードネーム) ジェームズ 『失敗は死に値する』・・・! 
偽りの名(コードネーム) オレワレオ 製造されたアンノウン。意志なき猛攻が、地上を苦しめる! 
偽りの名(コードネーム) バザガジー・ラゴン 新たなるアンノウン。その実力は・・・? 
偽りの名(コードネーム) イージス 『イージスを派遣せよ』。その言葉が意味する作戦とは・・・。 
偽りの名(コードネーム) ハングリー・エレガンス 巨大すぎるその姿に、地上の住人は畏怖する! 
偽りの名(コードネーム) ヤバスギル・スキル 龍をも従え、作戦は着実に。 
偽りの名(コードネーム) オレオレ・ライオネル ”ゼニス”を筆頭に、危険極まる作戦が敢行! 
問答無用だ!鬼丸ボーイ 希望の子。 
ガイアール・ベイビー 希望の子。 
エイリアン・ファーザー 『覚悟など出来ている。我らが故郷を奪われたこの憎しみ、必ずや思い知らせてくれる!』 
マザー・エイリアン 『一度は救われた命・・・。無駄にはしない!』 
永遠のプリンプリン 『私だって姫!国のために戦う覚悟は出来てるわ!』 
仁義なき戦争 鬼流院 刃 『諦めるなんて選択肢ねえだろ!未来を信じて戦い続けるんだ!』 
希望の守り手クラップ 『希望の双子』を守る戦士達。しかし・・・。 
希望の守り手ペッパー 『希望の双子』を守る戦士達。しかし・・・。 
希望の守り手ラプソディ 『希望の双子』を守る戦士達。しかし・・・。 
希望の守り手ファンク  『希望の双子』を守る戦士達。しかし・・・。 
希望の守り手シウバ  『希望の双子』を守る戦士達。しかし・・・。 
無限鉄拳オニナグリ  対ゼニス・アンノウン反乱軍『ゴールデン・エイジ』リーダー。 
オニウッカリ 爆マル  『ゴールデン・エイジ』一員のヒューマノイド。 
諸肌の桜吹雪(フキスサブ・ハナフブキ)  『花吹雪一家』主。『ゴールデン・エイジ』会議にも列席。 
大群の桜(ナグリコミ・イクゾウ) 『花吹雪一家』。 
アクア・インテリジェンス 3rd(サード) G(ジー) 『アカデミー』総統。『ゴールデン・エイジ』会議にも列席。 
アクア・ライブラリアン 『ゴールデン・エイジ』会議で、戦況を報告。 
アクア・プロフェッサー 『アカデミー』一員のリキッド・ピープル。 
アクア・インターン 『アカデミー』一員のリキッド・ピープル。 
スーパーハッカー サイバー・クーン 『ヒラメキ・プログラム』開発責任者。 
ヒラメキ・プログラム 『アカデミー』が開発を手掛ける秘密プログラム。 
スーパーハッカー養成プラン 同じく『アカデミー』が進めてきたプロジェクト。 
大きくて小さな農園(ノット・ア・スモール・ワールド) ジャイアントが栽培している農園。クリーチャー世界の食料の大半を賄っている。 

勝利のガイアール・カイザー パンドラの壊滅で、覚醒リンクも危機に!? 
勝利のプリンプリン パンドラの壊滅で、覚醒リンクも危機に!? 
勝利のリュウセイ・カイザー パンドラの壊滅で、覚醒リンクも危機に!? 
激沸騰!オンセン・ガロウズ パンドラの壊滅で、覚醒リンクも危機に!? 
激相撲!ツッパリキシ パンドラの壊滅で、覚醒リンクも危機に!? 
激天下!シャチホコ・カイザー パンドラの壊滅で、覚醒リンクも危機に!? 

ストーリー

聴く者全てを魅了すると言えば、嘘になるかもしれない。
だが、私にとっては心地よい調べに他ならなかった。
悪意すら感じさせる不協和音が重なり合い、不思議なことに、それは心震わす狂気の旋律となって、私の心身を痺れさせる。
何度聴いても、飽きはしなかった。
―まさに、私に相応しい音楽だ・・・。
私は酔っていた。いや、自ら酔うことを選んだのだ。
この壮大な物語の語り手、そう、己の目的のために、私は暴虐の『ストーリー・テラー』となった。
奏でられる旋律は、そんな自分の悪意を、そのまま表しているようにも聴こえる。
私は心の奥底にまで響く旋律を楽しみながら、傍らの書物を手に取った。
繰り返し目にした表紙の絵は所々色褪せていて、歴史や年月を感じさせる。
緩慢な動作で書物を開いた私は、それを読み始めた。
誰かが書いた物語を読むのではない、私が書いた物語を読むのだ。
自らの思惑通りに進む筋書きを眺める快感に、私はいつしか引き込まれていた。



絶望の淵から逃れたい一心で、彼女は歌い続けていた。
歌うことで、この悪夢から逃れられるような気がした。いや、逃れられると思いたかったのだ。
心を占めるのは、言いようのない絶望。ただそれだけであった。
敵味方関係なく、数えきれないほどの命が失われた戦争を、今も忘れることなどできない。
そう、それは、神さえ意のままに操ることのできた自分が、初めて”挫折”を痛感した瞬間でもあった。
あの時の絶望感や無力感は、堕落した今でも、鮮明に思い出すことができる。
だが、それを思い出すのは、自らを再び苦しみの深淵に追いやることと同じであった。
意識せずとも、過去の汚点が回顧録のように、映像となってフラッシュバックすることは多々ある。その度に、身体を締め付けるような苦しみと、自分は戦わなければならなかった。
―この苦しみから逃れたい・・・。
胸をジワジワと締め上げるような痛みが走る。
以前は、失われた命など、正直、どうとも思ってはいなかった。
敵は自らの野望を阻む邪魔な存在、味方、いや、兵達は、自らの野望を成就させるための駒としか思っていなかった。
計画を成功させ、真の目的を達するためなら、誰がどうなろうと関係がなかったのだ。
散りゆく命があるのなら、それも運命。不必要な存在は消し去るのみ。そうとしか考えていなかった。
―だが・・・。
今思えば、その考えが間違っていたのだ。
身勝手な考えで、命を天秤にかけた私は間違っていた。
だからこそ今、こうして苦しんでいるのだ。愚かな考えを改めず、私利私欲のために命を踏みにじった私への報復。いや、天罰かもしれない。
自分はそんな分かり切ったことさえ、気がつかなかったのだ。
―フフフ・・・。もう、終わりね・・・。
自分の中に、こんな感情があるとは知らなかった。
目的のためなら手段をいとわず、大規模な殺戮を繰り返し、狂気の旋律を奏でるだけでなく、神の領域をも犯した自分の中に、そんな弱気な心が眠っていたとは。
彼女は歌い続けた。
その歌声には、もう悪意や狂気は感じられなかった。
怒りや後悔、絶望といった負の感情が、落ち着き払った真っ直ぐな感情へと変わっていく。
自らの行ないを省み、懺悔する。その声は、これまでのどの歌声よりも美しく、清らかだった。



自分が生きていることに疑いを持ったのは、これが初めてだっただろうか。
・・・いや、これが初めての筈もない。
これまで数々の修羅場を切り抜けてきた自分にとっては、むしろ今まで生きのびている方が不思議なくらいだった。
「ぐっ・・・。」
先ほど負った傷の痛みに、思わず顔をしかめる。
見ると、ザックリと切れた傷口から、紅い血が滴っていた。
無理もない。あれほどまでに強烈な攻撃を受けたのだ。負傷なく逃れられる方が奇跡と言うべきだろう。
「くそっ・・・。こんなところで・・・。」
血の流れる勢いが激しくなってきた。どうやら、思った以上に傷は深いようだ。
身体を揺さぶるような痛みが、無意味に視界をふらつかせる。
歪んだ視線の先には、ほとんど何も映っていない。朦朧とし始める意識を、懸命に振り払うのがやっとであった。
―もう・・・、ここまでか・・・。
これまで数々の危機を乗り越え、生き長らえてきた自分も、ここで果てるのだ。
誰にも看取られることのない、孤独な最期。いや、元々こういう運命は覚悟の上だった。
かつての仲間は、すでにこの世にいない。運命を共にする者など、自分にはいないことぐらい重々承知していた。
「っ・・・。」
自分の命の時計が容赦なく時を打っているのが、確かに感じ取れる。残された時間は、もうほとんど残されていないのだ。
荒い息を吐きながら、最後の力を振り絞って、愛用する魔銃を自らに向けた。
それは、自分がナイトであることへの誇り。生き残ったナイトとして、最期は騎士の名に相応しいものであらなければならない。
不思議なことに、恐怖や未練といった感情は少しもなかった。
かつて栄華を極めた一族の血が絶えるのは心惜しいが、ここで情けない生き恥を晒すわけにもいかない。
ナイトの精神が、最後の最後まで、自分を突き動かしたのだ。
引き際は潔く。自らの舞台は、自らの手で幕を下ろすしかない。それが、ナイトとして生きるゆえんであり、誇りでもある。
―さあ、あとは一思いにコイツを引けばいいだけだ・・・。
躊躇っている暇などなかった。大量に溢れる鮮血が身体を衰弱させ、意識を奪っていく。放っておけば”死”を迎えることは出来るが、それは自分の望む”死”ではない。
引き金にかけた手が、ジワリと汗で滲む。負った傷の痛みは、もうほとんど感じられない。
ため息の後、心を落ち着かせるために、目を閉じた。いよいよ自分の人生にピリオドを打つ時が来たようだ。
まるで時間が止まってしまったかのように、静寂が辺りを包んだ。いや、実際は自分がそう感じただけだろう。
「・・・さらばだ。ナイト一族の栄光よ、ここに!」
自分の中に、まだこんな力があり余っていたなんて、信じられなかった。
もうとっくに、全ての力を使い果たしたと思っていた。
しかし、魔銃の引き金を引いた手は、命の灯が消えかけているとは思い難いほどに、勢いに満ちていた。
―ああ、これで・・・。
これで仲間のところへ逝けるかもしれない。そう思いたかった。
いや、できれば、ナイト一族が覇権を握り、全世界を支配する、そんな光景を一目で見たかった。
ゆっくりと、いや、そう感じたのはおそらく自分だけだろう。実際は勢いよく崩れ落ちながら、そんなことを考えたが、どのみち自分は、そんな運命を辿りはしなかっただろう。
激変する世界を生き抜くのに、もはやナイト一族の時代は終わったということだ。
やはり、ここで自らの命に終止符を打ってよかった。
急速に遠のいていく意識の向こうに、新たに始まった争いの戦火が、ぼんやりと映っている。
薄らぐ視界を遮断し、心の奥底に眠る、この世への微かな未練を断ち切るため、そして、失われていく命に身を任せるため、ナイトはスッと目を閉じた。


「『ゼロ・プラン』、いや・・・、『天頂計画(ゼニス・プラン)』は順調に進んでいるようだな、ローゼス。」
薄暗い天井を見上げながら、私はボソリと呟いた。
「・・・はい。全ては、あなた様の思いのままに。」
機械のように感情のない口調で、「智」の頂レディオ・ローゼスが報告する。
当然だ。”ゼニス”には感情がない。無慈悲で容赦のない作戦を、私の思うがままに計画を遂行する従順な駒なのだ。
「いかなる時も油断してはならない。不確定要素は、目に見えぬところで確実に成長している筈だ。一瞬の油断が、計画の大きな穴となる。」
不確定要素はいつだって突然に。そして、いつだって完璧に計画を狂わせる。
「不確定要素は必ず排除せねばならん。ローゼスよ、分かっているな?」
「十分に。」意志なき駒は、そっと答えた。


相次いだ5文明からの裏切りに、クリーチャー世界は、かつてない混乱に包まれていた。
「ファーザー・・・、これは一体・・・。」マザーが悲痛な声で呟いた。
「分からん。だが、おそらく、この裏切りは自然なものではあるまい。我らがパンドラを壊滅させ、この世界までをも制圧しようともくろむ”アンノウン”・・・。ヤツらの仕業に違いない。」
「・・・万が一の場合は、『希望』をこの世界に・・・。」マザーがそっと言った。
「覚悟はとうにできている。だが、『希望』が失われたその暁には、世界はヤツらの手によって、崩壊へと導かれてしまうだろう。」ファーザーは厳しい表情を浮かべていた。


軽快に滑り出した物語に、私は一種の高揚感を覚えていた。
地上5文明からそれぞれ種族単位の裏切りが始まった。いや、裏切りと呼ぶにふさわしいかは分からない。どちらかといえば、”洗脳”か。
この”裏切り”には、重要な意味がある。そのために、わざわざ地上の住人を取り込んだのだ。
1つは、地上で、しかも5文明から1、2種類の種族を離反させることにより、戦線を乱し、仲間割れ意識を浸透させるとともに、戦意を喪失させること。
”ゼニス”の力をもってすれば、堕ちた地上などいとも容易く操ることができるに違いない。
だが、勝利を確実にするためにも、この”裏切り”を発動させることが、計画の第一歩となるのだ。
2つ目は、自然文明・ジャイアントの裏切りにある。
ジャイアントが営む『大きくて小さな農園』では、クリーチャー世界の大半を賄う食料が栽培されている。その量は、他文明を大きく凌ぐほどのものだ。
当然、栽培手であるジャイアントが栽培をやめれば、地上の食料供給は停止、とまではいかずとも、大幅な食料不足が起こることは言うまでもない。
そう、だからこそ、自然文明からジャイアントを選んだのだ。全ては、地上を大規模かつ危機的な食料不足で包囲し、兵力を低下させるために。
この『兵糧攻め』と、悪意に満ちた裏切りの仕掛けを利用すれば、制圧は造作ない。
私の中には、確固たる自信があった。



地上に押し寄せる大量のアンノイズは、意志なき攻撃で地上の住人を苦しめ続けていた。
必死に応戦する抵抗軍だが、日に日に戦況は悪化していく。
それだけではない。突如として地中より現れた巨大な大陸、”ゼニス”の本拠地と共に、大量のアンノウンが地上に降り立ったのである。
「畜生!どこから湧いてきやがんだ、コイツらは!」
絶え間なく襲い来る敵に、鬼流院刃は苛立ちを募らせていた。
この戦争が終結する日は来るのだろうか。刃は、密かな不安を心に抱えながら、戦い続けるのだった。


「『天頂計画』の第一段階に狂いはないようだ。このままいけば、地上の制圧など時間の問題だろう。」
「驕り高ぶるな、バザガジー・ラゴンよ。”あの方”もおっしゃっておられる通り、一瞬の油断が、破滅へと繋がることもあるのだからな。」ゾルゲの厳しい口調が部屋に響く。
「分かっている。”あの方”の計画は完璧だ。フフフ、今に我らの時代が来る。」そう言って、バザガジー・ラゴンはにやりと笑った。
「・・・それより、13(サーティーン)よ。地上にパンドラを落とす手筈は整ったか?」ゾルゲが厳かな声で尋ねた。
集まったアンノウン達が、一斉に13を見る。
「上々だ。指示があれば、すぐにでも。」13が小さく言う。
「ならば、”あの方”の命令だ。直ちに、惑星(ほし)を落とせ。それで、超次元の力は消滅し、抵抗を続ける覚醒リンクも崩れ去る。」
ゾルゲの言葉に、集まったアンノウン達は騒いだ。直に、自分達の支配が始まる。そう言いたげな様子だった。
出ていく13を横目に、ゾルゲは言葉を続ける。
「それから、地上のアンノイズを一部、水文明の領域に侵攻させ、イージスを突撃させろとのご命令だ。『知識の殿堂』と呼ばれる水文明・・・、その中枢を破壊し、目障りな妨害工作を排除せよ、と。」
「我々への抵抗を続ける反乱組織『ゴールデン・エイジ』・・・。知識の面でのサポートを進める『アカデミー』か・・・。」スネークが呟いた。
「主にリキッド・ピープルで組織され、日々、情報技術を駆使した研究が行なわれている。もちろん、我々に対抗するためのな・・・。」
徹底的な計画。どこまでも暴虐的な作戦に、ゾルゲは戦慄を覚えずにはいられなかった。
だが、その徹底ぶりこそが、自分達を勝利の高みへと導く。いつか訪れる支配の日を思い、ゾルゲはにやりと笑った。


一方、対ゼニス抵抗戦線統括本部。
『ゴールデン・エイジ』と呼ばれる彼らは、いつか再び平和が訪れることを願い、必死に戦っていた。
元々、ヒューマノイドを筆頭とした火文明で構成されていた組織であったのが、今では、5文明から様々な種族・集団が終結し、巨大な抵抗部隊として、地上のために激戦を繰り広げている。
リキッド・ピープルを中心に構成され、高度な技術と、計り知れない知能で戦線をサポートする『アカデミー』。
男気溢れるビースト・フォーク中心の『花吹雪一家』。
コマンド・ドラゴンと、『ゴールデン・エイジ』の手によって、敵から解放された一部のアーマード・ドラゴンで組織される熱き集団『鬼無双』。
皆、一様に”ゼニス”への復讐を誓い、希望を信じて戦い続けていた。

「我々、リキッド・ピープルとサイバーロードが共同で進めてきた『スーパーハッカー養成プラン』ですが、現在、一部のサイバーロードの離反により、進行の遅延を余儀なくされている状況です。」
火文明領域内の統括本部・会議場に終結した面々に向かって、『アカデミー』のアクア・ライブラリアンが説明した。
「養成プランと同時に開発していた『ヒラメキ・プログラム』もまた、敵軍の猛攻により、一部、データが破損。開発責任者のスーパーハッカー・サイバー・クーンによると、修復は難しいとのことです。」
「うーむ・・・。」ライブラリアンの説明に、会議場から一斉に唸り声が上がった。
「新たなプログラムの開発は?」メカ・デル・ソルから質問が上がった。
「それについても絶望的との見方が強いとのことです。」ライブラリアンが顔を曇らせる。
「現在、『アカデミー』では、技術促進に全力を注いでいますが、先ほど申し上げました通り、派閥内から離反者が相次いだ結果、そちらの制圧に手を取られ、プログラムの開発が事実上中止されている状況です。離反した者だけでなく、中には進んで敵軍についた種族もあり、グレートメカオーなどはその一つと言えるでしょう。」
「それなら、我々自然文明もだ。おそらく、洗脳されたと思われるジャイアントを除けば、すでに一部の種族が敵軍についた。種族単位での裏切りだけでなく、中には不思議な結晶体によって、意志なき戦闘員と化した者もいる。」
『花吹雪一家』首領、諸肌の桜吹雪の言葉に、他の文明代表も頷いたようだった。
「花吹雪一家の言うとおり、ヤツらとの戦いで気になったことがある。それは、あの結晶体のことだ。ヤツらの手に落ちたと思われる者の共通点として、皆、あの不思議な結晶体が身体のどこかについているということが挙げられる。」会議場の面々が、『ゴールデン・エイジ』のリーダー、オニナグリの話に耳を傾けた。
「言うまでもなく、あの結晶体が、我々を苦しめ、尊い同志達を洗脳し自軍へ取り込んだ最たる原因だろう。だとしたら、何としてもその仕組みを解明し、一刻も早く何らかの対策を施さなければ、この世界に明日はない。」
深刻な問題に、会議場の面々は暗い表情を浮かべている。
「クリーチャー世界に進出し、その覇権を手中に収めんとする、ヤツらの陰謀を阻止しなければならない!今を耐えれば、きっと明るい未来が来る。それを信じて、頑張ろう!」
「しかし・・・、敵の計画規模は予想以上、相次ぐ裏切りと洗脳で、戦線は崩壊に等しい。こうして集まっている我々を除けば、もはや希望など・・・。」
そう言ったのは、同じく『ゴールデン・エイジ』の手によって解放されたヘドリアンの1人だった。
「確かに、我々はこの組織、『ゴールデン・エイジ』によってヤツらから解放された。それは本当に感謝しているし、地上の未来を信じて戦い続けたい。だが、ヤツらの力はすでに地上全土に及んでいる。今も、圧政に苦しんでいる種族がたくさんいるんだ。そんな状況で―。」
「だったら、諦めるな。」
発言を撥ね退けるように言ったのは、刃だった。
「俺達がここで諦めれば、この世界は終わりだ。今は、希望を信じて、戦い続けるしかないだろ。苦しんでいる種族を気にかけるなら、解放された身として、諦める選択肢なんてない筈だ。」
シンと静まり返った会議場に、しばらくの沈黙の後、大きな拍手が湧き起った。それは、勇敢な刃に対する言葉に対してだけでなく、未来の希望を信じて戦い続けるという『ゴールデン・エイジ』の意志を誓い合った瞬間でもあった。
「そうだ、俺達には希望がある。今は・・・、戦い続けるしかない!」


「13(サーティーン)によって、地上にパンドラを落とす作戦は、現在、あなた様のご命令通り、墜落の準備が進められている状況です。」
「フフフ、そうか・・・。地上に向けての、私からのささやかな祝砲になることを祈る。」
”パンドラ・スペース”の墜落。それが地上に直撃すれば、一体、どの程度の犠牲・被害が生じることになるのか、私にも分からない。
だが、小賢しく抵抗を続けるレジスタンス『ゴールデン・エイジ』を殲滅するためには、仕方のないことだ。
もちろん、こちら側の被害を考えても・・・。
「・・・こちら側の被害は?」
「はい。現在、地上で侵略戦線を拡大しているイーサン、そして、オレワレオと大量のアンノイズが消し飛ぶことに・・・。」
「そうか。」落ち着きのないスネークをたしなめるように、私は素っ気なく言った。
「その程度の犠牲など心苦にする必要もあるまい。愚かしくも我々への抵抗を続ける『ゴールデン・エイジ』・・・。ヤツらには『切り札』がある。その切り札もろとも、消し去ってくれる・・・。」
スネークは明らかに狼狽している様子だった。視線がせわしなく動いている。
「『切り札』、ですか・・・。」
「ああ。地上の連中は、それが我々への最後の砦だと信じている。その『切り札』が何であろうと、脅威となりうる危険性を秘めた不確定要素は、早々に排除しなければならんのだ。」
忘れもしない。あの時もそうだった。今度はそうもいくまい。
「世界を手にするためには、犠牲が必要なのだ。数多の血が流れようと、それで覇権を手に入れられるのであれば、構わない。お前もそれを肝に銘じておくことだな、スネークよ。」
スネークの表情には、僅かに怯えの色が見て取れた。



『希望の子』の守り手、―親衛隊と呼ばれる5人の戦士を含めた『ゴールデン・エイジ』に守られて、2人の『希望』は確実に成長を続けていた。
「この子たちが成長し、真の姿に目覚めたときには・・・、きっと、この世界をアンノウン達の手から守り抜いてくれる筈・・・。」マザー・エイリアンが、『希望の子』を見ながら言った。
「ああ。それまで私達が、命をかけても、この『命』を守らなければならない。絶対に・・・。」
エイリアン・ファーザーの表情には、何事にも揺るがぬ覚悟が宿っていた。



・・・しかし、必死に抵抗を続ける『ゴールデン・エイジ』達を嘲笑うかのように、次なる陰謀は確実に動き出していた・・・。
そう、悪意溢れる魔王の手によって・・・。

長々とすみません;
でわー

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ちょろおつ

Author:ちょろおつ
八王子の柴田をよろしく。野生の柴田に出会ったら柴田しね!と叫びましょう。きっとなにかいいことがあるはずです

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